問5 2012年5月実技(保険顧客)
問5 問題文
Mさんは次に,生命保険の見直しについてアドバイスをした。Mさんのアドバイスとして,次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「現在の契約では,Aさんが病気で入院した場合,日額10,000円の入院給付金を受け取ることができますが,上乗せの保障として,生活習慣病等に備えるための保障を検討することもよいと思います」
2) 「長生きのリスクに備え,80歳以降も保障が継続する終身型の医療保険を選択することも検討事項のひとつとなります」
3) 「必要保障額に対して現在の死亡保険金額だけでは不足していますので,一時払終身保険の加入を検討することもよいと思います。一時払終身保険は,途中解約する場合でも,解約返戻金額が一時払保険料相当額を下回ることがありません」
問5 解答・解説
生命保険の見直しに関する問題です。
1)は、適切。病気で入院した場合には疾病入院給付金として日額10,000円が支給されます。
また、医療保障の充実を図るために、上乗せの保障として生活習慣病に備える特約を付加することは検討に値するといえます。
2)は、適切。契約中の医療保険は、「最長80歳まで自動更新可能」とありますので、原則として80歳で契約満了となります。
平均余命が伸びている現在、長生きリスクに備えるために、80歳以降も保障が継続する終身型の医療保険を選択することも検討に値します。
3)は、不適切。一時払終身保険は、保険料を最初に払い込んでしまうことで、一生涯の保障と貯蓄性を兼ね備えた生命保険ですが、契約から短期間で解約すると、解約返戻金が一時払保険料を下回ることがありるため、加入時に長期的な視点で検討することが必要です。
(もし下回らないのであれば、全くのノーリスク金融商品になってしまいますが、そんなウマイ話はありません。)
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