問2 2012年5月実技(保険顧客)
問2 問題文
Mさんは次に,Aさんが60歳に達するまで国民年金の保険料を納付した場合の老齢基礎年金の年金額を試算した。Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を算出する計算式は,次のうちどれか。なお,年金額は平成23年度価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。
1) 788,900円×384月/480月
2) 788,900円×(384月+24月×1/3)/480月
3) 788,900円×(384月+24月×1/2)/480月
問2 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
Aさんは昭和44年7月17日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
また、Aさんには20歳からの72月の未納期間と、24月の全額免除期間があります。
未納期間は、保険料納付済月数にはカウントされませんが、全額免除期間は3分の1が保険料納付済期間としてカウント(平成21年3月分まで)されます(平成21年4月以降は2分の1)。
Aさんの老齢基礎年金=788,900円×(179月+205月+24月×1/3)/(40年×12月)
=788,900円×(384月+24月×1/3)/480月
従って正解は、
788,900円×(384月+24月×1/3)/480月
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