問17 2012年1月実技(資産設計)
問17 問題文
宗一郎さんには、定年退職時に退職一時金2,400万円が支給される見込みである。この場合の退職所得の金額を求める計算式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、宗一郎さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
<参考:退職所得控除額の求め方>
勤続年数20年以下:勤続年数×40万円(最低80万円)
勤続年数20年超 :800万円+70万円×(勤続年数−20年)
1.2,400万円−2,060万円
2.2,400万円−(2,060万円×1/2)
3.(2,400万円−2,060万円)×1/2
問17 解答・解説
退職所得に関する問題です。
退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられます。
よって問題文での退職所得の計算式は、
=〔2,400万円−{40万円×20年+70万円×(38年−20年)}〕×1/2
={2,400万円−(800万円+1,260万円)}×1/2
=(2,400万円−2,060万円)×1/2
=170万円
従って正解は、(2,400万円−2,060万円)×1/2
※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。
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