問4 2012年1月実技(資産設計)
問4 問題文
下記は、投資信託の用語についてまとめた表である。下表の投資信託の用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
( ア ):ファンドの基本的な概要や投資方針などが記載されている書面のことで、投資信託委託会社が作成する。投資信託を募集・販売する際には、投資家に必ず交付しなければならない。
( イ ):投資信託の時価のこと。純資産総額を受益権総口数で割ったもので、投資信託委託会社が算出する。通常は1万口当たりで示される。
( ウ ):投資信託の運用や管理の対価として、信託財産から日々差し引かれる費用のこと。
1.空欄(ア)に入る用語は、「交付目論見書」である。
2.空欄(イ)に入る用語は、「基準価額」である。
3.空欄(ウ)に入る用語は、「信託財産留保額」である。
問4 解答・解説
投資信託に関する問題です。
1.は、適切。交付目論見書とは、ファンドの概要や投資方針などを記載した書面で、投資信託委託会社が作成します。
交付目論見書は、投資信託の募集・販売の際には、投資家に必ず交付しなければなりません。
2.は、適切。基準価額とは、純資産総額を受益権総口数で割ったもの=投資信託の時価 で、投資信託委託会社が算出します。
基準価額は、通常1万口当たりでの価額で示されます。
3.は、不適切。信託報酬は、投信の運用管理費用であり、投資家が負担するコストです。信託財産から一定割合が差し引かれ、運用会社や、販売会社、信託銀行にそれぞれ支払われます。
信託財産留保額とは、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額のことです。
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