3級FP過去問解説 問6 2011年9月実技（個人資産）

Ａさんが保有している10年固定利付国債を《設例》の時価により売却した場合（保有期間は２年）の所有期間利回りとして正しいものは，次のうちどれか。なお，利回りの計算にあたっては単利の年率換算とし，税金や手数料は考慮しないものとする。また，計算結果は％表示における小数点以下第２位を四捨五入すること。

1) 1.2％
2) 2.2％
3) 3.2％

債券の所有期間利回りに関する問題です。

債券の所有期間利回りの計算式は以下の通り。
債券の利回り＝｛表面利率＋（売却価格−購入価格）／所有期間｝／購入価格×100(％)

よって、表面利率（年率）1.2％の額面100円の債券を、99.50円で購入し、2年後に101.50円で売却した場合の所有期間利回りは、
｛1.2％＋（売却価格101.50円−購入価格99.50円）／2年｝／購入価格99.5円×100(％)
＝（1.2＋2／2）／99.50×100
＝2.21≒2.2％（小数点以下第２位四捨五入）

従って正解は、2) 2.2％

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