問2 2010年9月実技(保険顧客)
問2 問題文
Mさんは,Aさんに対して,遺族厚生年金について説明した。MさんがAさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。
厚生年金保険の被保険者が死亡した場合,その被保険者によって生計を維持されていた一定の範囲の遺族には,遺族基礎年金と遺族厚生年金が併給される。遺族厚生年金が支給される遺族のうち,「子」とは,(
1
)までの間にあるか20歳未満で障害等級1級または2級に該当する障害の状態にあり,現に婚姻していない子である。
遺族厚生年金の額は,原則として,死亡した人の厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の(
2 )に相当する額である。ただし,その計算の基礎となる被保険者期間の月数が( 3 )に満たないときは,一定の要件のもとに,(
3 )とみなして年金額が計算される。
1) (1) 15歳に達する日以後の最初の3月31日 (2)
2分の1 (3) 480月
2) (1) 18歳に達する日以後の最初の3月31日 (2) 4分の3
(3) 300月
3) (1) 18歳に達する日以後の最初の3月31日 (2) 3分の2 (3)
250月
問2 解答・解説
遺族厚生年金に関する問題です。
正解は、2)。遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を維持されていた一定の範囲の遺族に、支給されます。支給対象は、主に妻や子などですが、子については18歳以下か、未婚の20歳未満で1〜2級障害となっています。
支給額は死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で、被保険者期間が300月未満の場合は300月とみなして計算する最低保障
がついています。
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