問5 2024年1月実技(資産設計)
問5 問題文
景気動向指数に関する下表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句として、最も適切なものはどれか。
●先行系列
・ 新規求人数(除く学卒)
・ 新設住宅着工床面積
・( ア )
●一致系列
・ 鉱工業用生産財出荷指数
・ 耐久消費財出荷指数
・( イ )
●遅行系列
・ 常用雇用指数(調査産業計、前年同月比)
・ 完全失業率(逆サイクル※)
・( ウ )
※「逆サイクル」とは、指数の上昇・下降が景気の動きと反対になる指標であることを指す。
1.(ア)有効求人倍率(除く学卒)
2.(イ)東証株価指数
3.(ウ)消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、前年同月比)
問5 解答・解説
経済指標に関する問題です。
1.は、不適切。景気動向指数とは、景気の現状把握と将来予測のため、内閣府が発表している指標で、「先行」・「一致」・「遅行」の3つの指数があります。有効求人倍率は、雇用の需給関係を表すもので、景気が良いと人手が足りなくなり、景気が悪ければ企業は新たな求人を出すのを控えるため、景気の動きに一致して動く一致指数です。
なお、労働に関する先行指数は、企業の事業拡大・縮小に先立って求人数を増減させる新規求人数です。
2.は、不適切。東証株価指数(TOPIX)は、東証プライム上場の全銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重型の株価指数です。株価は景気に先行して推移する性質があることから、東証株価指数(TOPIX)は、景気の動きから先行して動く、先行指数です。
景気の動きに一致して動く一致指数は生産や出荷量といった実体経済に関する指数が採用されており、株価指数等の金融経済に関する指数は先行指数に採用されています。
3.は、適切。消費者物価指数は、一般消費者(家計)が購入する商品やサービス価格の動向を示した指数で、そのうち生鮮食品を除く総合指数は、景気が悪くなっても企業はすぐには価格に反映出来ないことから、景気の動きに遅れて動く遅行指数です。
よって正解は、3
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