問10 2023年9月実技(資産設計)
問10 問題文
損害保険の用語についてFPの青山さんが説明した次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.「通知義務とは、契約の締結に際し、危険に関する『重要な事項』のうち保険会社が求めた事項について事実を正確に通知する義務のことです。」
2.「一部保険とは、保険金額が保険の対象の価額(保険価額)を超えている保険のことです。」
3.「再調達価額とは、保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額のことです。」
問10 解答・解説
損害保険の用語に関する問題です。
1.は、不適切。保険法により、保険契約の締結後に契約内容に変更が生じた場合、契約者や被保険者は保険会社に対してその事実を報告することが必要(通知義務)です。なお、保険契約時に、保険会社に対して保険金支払に関わる告知事項に応答する義務が、告知義務です。
2.は、不適切。損害保険で、保険価額(評価額)が保険金額より大きい保険は一部保険といい、保険金額より小さい保険は超過保険といいます。
<例>ある建物に保険をかける場合
保険価額(評価額):4,000万円
保険金額:2,000万円⇒一部保険(損害が一部分の場合は比例して保険金減額=比例てん補)
保険金額:6,000万円⇒超過保険(保険の上限は実際の損害額まで=実損てん補)
仮に上記4000万円の建物に1,000万円分の損害が発生した場合、一部保険では1,000万円全額がもらえるわけではなく、保険金額/保険価額=2,000万円/4,000万円=2分の1が削減されます(比例てん補)。
3.は、適切。再調達価額(新価・再取得価額)とは、補償の対象と同等のものを再築・再購入するのに必要な金額のことです。再調達価額(新価)から経過年数による消耗分を差し引いた金額が時価です。
よって正解は、3
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】