問9 2023年9月実技(資産設計)
問9 問題文
大垣正臣さんが2023年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合の正臣さんの2023年分の所得税の計算における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更はないものとする。また、2023年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること。
<資料>
[定期保険(無配当、新生命保険料)]
契約日:2019年5月1日
保険契約者:大垣 正臣
被保険者 :大垣 正臣
死亡保険金受取人:大垣 悦子(妻)
2023年の年間支払保険料:65,040円
[医療保険(無配当、介護医療保険料)]
契約日:2012年8月10日
保険契約者:大垣 正臣
被保険者 :大垣 正臣
死亡保険金受取人:大垣 悦子(妻)
2023年の年間支払保険料:50,400円
<所得税の生命保険料控除額の速算表>
[2012年1月1日以後に締結した保険契約(新契約)等に係る控除額]
(注)支払保険料とは、その年に支払った金額から、その年に受けた剰余金や割戻金を差し引いた残りの金額をいう。
1.36,260円
2.40,000円
3.68,860円
問9 解答・解説
生命保険料控除に関する問題です。
2012年(平成24年)1月1日以降に契約した保険については、生命保険料控除が一般・個人年金・介護医療それぞれで、所得税4万円、住民税2万8千円の控除枠(合計は所得税12万円、住民税7万円)となっています。
本問の保険は、2019年(令和元年)5月と2012年(平成24年)8月に契約しているため、上記の新しい控除枠で計算することになります。
本問の定期保険は一般の生命保険料控除、医療保険は介護医療保険料控除の対象で、定期保険は「年間支払保険料65,040円」、医療保険は「年間支払保険料50,400円」です。
よって控除額は、資料の速算表より以下の通りです。
一般の生命保険料控除=65,040円×1/4+20,000円=36,260?円
介護医療保険料控除=50,400円×1/4+20,000円=32,600??円
控除額合計=36,260?円+32,600??円=68,860?円
よって正解は、3
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