問7 2023年5月実技(資産設計)
問7 問題文
井上さんは、下記<資料>の物件の購入を検討している。この物件の購入金額(消費税を含んだ金額)として、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載されている金額は消費税を除いた金額であり、消費税率は10%として計算すること。また、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
<資料>
1.5,200万円
2.5,300万円
3.5,500万円
問7 解答・解説
消費税の非課税取引に関する問題です。
消費税の課税対象の原則は、「事業者が事業として対価を得て行う、資産の譲渡・貸付け・サービスの提供」、「輸入取引」です。
しかし、これらの取引でも社会政策的配慮などから課税しない取引を、非課税取引といいます。
<非課税取引の代表例>
●土地・借地権の譲渡・貸付け
●有価証券等の譲渡
●住宅の貸付け
●預貯金の利子、保険サービス など
従って、本問での物件の販売価格のうち、土地の譲渡分については非課税取引となるわけです。
よって、建物の価格2,000万円にのみ消費税率10%がかかりますから、この物件の消費税を含んだ購入金額は、
2,000万円×1.10+3,000万円=5,200万円 です。
よって正解は、1
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