問5 2023年5月実技(資産設計)
問5 問題文
下記<資料>に基づくMX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。
<資料>
[株式市場に関するデータ]
(出所:日本経済新聞 2022年9月17日朝刊)
[MX株式会社に関するデータ]
株価 :4,500円
1株当たり純利益(今期予想) :685円
1株当たり純資産 :5,150円
1株当たり年間配当金(今期予想):150円
1.株価収益率(PER)で比較した場合、MX株式会社の株価は日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)より割安である。
2.株価純資産倍率(PBR)で比較した場合、MX株式会社の株価は東証プライム全銘柄の平均より割高である。
3.配当利回りで比較した場合、MX株式会社の配当利回りは東証グロース全銘柄の単純平均(予想ベース)より高い。
問5 解答・解説
投資指標に関する問題です。
1.は、適切。PER(株価収益率)とは、現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍かを示すもので、PERが低いほど割安です。
PER(株価収益率)=株価/1株当たり利益(EPS)
=株価/(当期純利益/発行済株式総数)
よって、MX社株式のPER=4,500円/685円
=6.56…倍
日経平均採用銘柄のPER(予想ベース)は12.62倍ですから、MX社の方が割安です。
2.は、不適切。PBR(株価純資産倍率)とは、現在の株価が1株当たりの純資産の何倍かを示すもので、PBRが低いほど割安です。
PBR(株価純資産倍率)=株価/1株当たり純資産
=株価/(自己資本/発行済株式総数)
よって、MX社株式のPBR=4,500円/5,150円=0.87…倍
東証プライム全銘柄のPBR(予想ベース)は1.18倍ですから、MX社の方が割安です。
3.は、適切。配当利回り(%)=1株当たり配当金/株価×100 ですので、
MX社の配当利回り=150円/4,500円×100=3.33…%
東証グロース全銘柄の配当利回り(単純平均・予想ベース)は、0.32%ですので、MX社の方が高利回りです。
よって正解は、2
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】