問4 2022年5月実技(保険顧客)

問4 問題文と解答・解説

問4 問題文

はじめに、Mさんは、Aさんが個人事業主となった場合の社会保険の取扱いについて説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。

1) 「Aさんは、退職日の翌日から60歳になるまでの間、健康保険に任意継続被保険者として加入することができます」

2) 「Aさんが国民健康保険に加入した場合、妻Bさんを国民健康保険の被扶養者とすることができます」

3) 「AさんがX社を退職し、厚生年金保険の被保険者でなくなった場合、妻Bさんは、国民年金の第3号被保険者から第1号被保険者への種別変更の届出を行い、国民年金の保険料を納付することになります」

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問4 解答・解説

健康保険の任意継続被保険者・国民健康保険の被保険者・国民年金の種別変更に関する問題です。

1)は、不適切。健康保険の被保険者は、退職しても、資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できます。

2)は、不適切。国民健康保険には被扶養者という制度がないため、加入者全員が被保険者となり、保険料は世帯単位での加入者の所得割や加入者数に応じて支払います。
これに対し健康保険では、年収130万円未満の家族(60歳以上や障害者の場合は、年収180万円未満)は、被扶養者となり、保険料の負担はありません。

3)は、適切。厚生年金保険の被保険者が会社を退職すると、本人は厚生年金の被保険者資格を喪失し、また扶養されていた配偶者は国民年金の第3号被保険者資格を喪失するため、就職して厚生年金保険の被保険者等にならない場合には、本人は国民年金の2号から1号、配偶者は3号から1号への種別変更の届出と、60歳になるまで国民年金保険料の納付が必要となります。

よって正解は、3

第2問             問5

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