問13 2022年1月実技(保険顧客)
問13 問題文
Aさんの相続に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句または数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
i)「Aさんの相続に係る法定相続人の数は5人となり、孫Fさんおよび孫Gさんの法定相続分はそれぞれ( 1 )です」
ii)「Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は、( 2 )万円です」
iii)「相続税の申告書の提出期限は、原則として、相続の開始があったことを知った日の翌日から( 3 )カ月以内となります」
1) (1)8分の1 (2)6,000 (3)4
2) (1)8分の1 (2)5,400 (3)10
3) (1)12分の1 (2)6,000 (3)10
問13 解答・解説
法定相続分・相続税の基礎控除・相続税の申告期限に関する問題です。
i)配偶者は常に法定相続人となり、それ以外の親族は、子・直系尊属・兄弟姉妹の順に、先の順位者がいない場合に、法定相続人となります。
また、被相続人が死亡するよりも先に相続人が死亡した場合、その相続人の直系卑属が代襲相続人として、相続人に代わって相続します。
よって、本問の法定相続人は、配偶者である妻Bさんと、子である賢一さん、子である長女Cさん・二女Dさんと、長男Eさんの代襲相続人である孫のFさん・Gさんの計5人となります。
配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は2分の1、子の相続分は2分の1(子の人数分で分割)で、代襲相続人の相続分は、その直系尊属(代襲相続人の親など)の相続分と同じですから、妻Bさんの法定相続分は1/2、長女Cさん・二女Dさんは1/6(1/2÷3)、孫Fさん・Gさんの法定相続分はそれぞれ1/12ずつ(1/6÷2)となります。
ii)相続税の基礎控除は、3,000万円+法定相続人の数×600万円ですが、配偶者は常に法定相続人となり、それ以外の親族は、子・直系尊属・兄弟姉妹の順に、先の順位者がいない場合に、法定相続人となり、被相続人が死亡するよりも先に相続人が死亡した場合、その相続人の直系卑属が代襲相続人として、相続人に代わって相続します。
よって本問の法定相続人は、配偶者である妻Bさんと、子である賢一さん、子である長女Cさん・二女Dさんと、長男Eさんの代襲相続人である孫のFさん・Gさんの計5人となりますので、相続税の基礎控除=3,000万円+5人×600万円=6,000万円 です。
iii)相続税の申告期限は、相続開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内です。
よって正解は、3
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】