問18 2021年9月実技(資産設計)
問18 問題文
大地さんは、老後に備え財形年金貯蓄制度を利用している。そこで財形年金貯蓄制度について理解を深めておこうと思い、FPの唐沢さんに質問をした。財形年金貯蓄制度に関する 次の 記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.貯蓄型の財形年金貯蓄(銀行、証券会社などの財形年金貯蓄)は、財形住宅貯蓄と合わせて元本550万円までの利子等が非課税となる。
2.財形年金貯蓄制度は金融機関を通じて1人2契約まで契約することが可能である。
3.財形年金貯蓄制度の積立期間は5年以上必要である。
問18 解答・解説
財形貯蓄に関する問題です。
財形貯蓄とは、勤労者財産形成促進制度により、毎月の給与からの天引きにより貯蓄してもらうものです。
一般財形・住宅財形・年金財形の3種類があり、住宅財形と年金財形は合わせて元利合計550万円まで利子が非課税という優遇措置があります。
1.は、適切。財形年金貯蓄や財形住宅貯蓄を行う場合、両方の元利合計550万円(年金財形の保険型は元本385万円)までは非課税です。
2.は、不適切。財形貯蓄の対象者は、勤労者財産形成促進法上の勤労者ですが、住宅財形と年金財形は、契約申込時の年齢が55歳未満(1人1契約)であることが必要です(一般財形には年齢制限なし)。
3.は、適切。住宅財形と年金財形の積立期間は、5年以上必要です。
よって正解は、2
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