問2 2021年9月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、落合家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値として、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
<落合家のキャッシュフロー表>(単位:万円)
※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2021年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部を空欄にしてある。
1.空欄(ア):641
2.空欄(イ):120
3.空欄(ウ):1,021
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1.は、適切。(ア)は、4年後の夫の給与収入で、現在の給与収入は592万円で変動率は2%です。
つまり、現在の給与収入を年利2%で4年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、4年後の給与収入=592万円×(1+2÷100)4乗
=640.7…→641万円
2.は、適切。年間収支=年間収入合計−年間支出合計で、(イ)は、1年後の年間収支ですから、1年後の収入合計654万円から、1年後の支出合計534万円を差し引いた金額です。
よって、1年後の年間収支=654万円−534万円=120万円
3.は、不適切。(ウ)は、2年後の金融資産残高ですから、前年(1年後)の金融資産残高814万円に、変動率1%の増加分と、2年後の年間収支197万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、197万円を追加するわけです。
よって、正解は、
2年後の金融資産残高=814万円×(1+1÷100)+197万円
=1019.14→1,019万円
よって正解は、3
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士
(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】