問1 2021年1月実技(保険顧客)
問1 問題文
はじめに、Mさんは、Aさんが現時点(2021年1月24日)において死亡した場合に妻Bさんが受給することができる遺族基礎年金の年金額(2020年度価額)を試算した。Mさんが試算した遺族基礎年金の年金額の計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 781,700円+224,900円+75,000円+75,000円=1,156,600円
2) 781,700円+224,900円+224,900円+75,000円=1,306,500円
3) 781,700円+224,900円+224,900円+224,900円=1,456,400円
問1 解答・解説
遺族基礎年金の支給額に関する問題です。
遺族基礎年金は、子供や子供のいる配偶者が支給対象で、支給要件は以下全てを満たすことが必要です。
●配偶者の場合:被保険者(夫・妻)が死亡した当時、生計維持関係にあり、子どもと同一生計。
●子の場合 :被保険者(父・母)が死亡した当時、生計維持関係にあり、18歳未満(18歳到達年度末まで可)、または20歳未満で障害有り。かつ、結婚していない。
また、遺族基礎年金の支給額は、基本額(満額の老齢基礎年金と同額)+子の加算額です。
よって、Aさんが死亡した場合、妻Bさんには老齢基礎年金額(2020年度は781,700円)に子の加算額(2020年度は第1子・第2子(1人当たり):224,900円、第3子以降 各75,000円)を加えた金額が遺族基礎年金として支給されます。
子3人は18歳未満ですので、加算対象です。
よって正解は、2
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