3級FP過去問解説 問6 2020年9月実技（個人資産）

Ｍさんは、上場不動産投資信託（J−REIT）についてアドバイスした。ＭさんのＡさんに対するアドバイスとして、次のうち最も適切なものはどれか。

1)　「上場不動産投資信託（Ｊ−ＲＥＩＴ）は、実物不動産等に投資し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する投資信託です。上場不動産投資信託（Ｊ−ＲＥＩＴ）の投資対象の不動産は、オフィスビルに限られています」

2)　「上場不動産投資信託（Ｊ−ＲＥＩＴ）は、一般ＮＩＳＡを利用して、上場株式と同様に証券取引所を通じて購入することができます」

3)　「上場不動産投資信託（Ｊ−ＲＥＩＴ）は、毎年の分配金の最低額が保証されており、比較的安定した配当が期待できる金融商品です」

上場不動産投資信託（J-REIT）に関する問題です。

1)は、不適切。上場不動産投資信託（J-REIT）の投資対象は、複数の現物不動産や不動産信託受益権（信託銀行に不動産の管理運用を信託した上で収益を得る権利）ですが、投資する不動産はオフィスビルや商業施設、マンションなどです。

2)は、適切。一般NISAは、国内外の上場株式・株式投信・ETF・REIT等が対象です。また、J-REITは、証券取引所に多数の銘柄が上場しており、通常の株式同様に指値注文や成行注文等、市場で自由に売買でき、一般的には証券会社を通じて取引を行います。

3)は、不適切。上場不動産投資信託（J-REIT）は、比較的安定した配当が期待できる金融商品ですが、毎年の分配金が保証されているわけではありません。

よって正解は、２

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