問2 2020年9月実技(個人資産)
問2 問題文
次に、Mさんは、Aさんが老齢基礎年金の受給を65歳から開始した場合の年金額を試算した。Mさんが試算した老齢基礎年金の年金額の計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、老齢基礎年金の年金額は、2020年度価額に基づいて計算するものとする。
1) 781,700円×420月/480月
2) 781,700円×(420月+60月×1/2)/480月
3) 781,700円×(420月+60月×1/3)/480月
問2 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
まず、2020年度の満額の基礎年金額は、781,700円。
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんの保険料納付済期間は、納付予定も含めて、
314月+106月=420月です。
次に免除期間は、全額免除や半額免除等、保険料の免除分に応じて免除月数に一定数を乗じて、調整計算します。
国民年金の免除分調整割合は、2009年3月分までは、以下の割合です。
全額免除:1/3、4分の3免除:1/2、半額免除:2/3、4分の1免除:5/6
よってAさんの免除分調整月数は、全額免除:60月×1/3
Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
Aさんの老齢基礎年金=781,700円×{(420月+60月×1/3)/(40年×12)}
よって正解は、3
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