問10 2020年1月実技(保険顧客)
問10 問題文
所得税における青色申告制度に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句または数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
i)「青色申告をすることができる者は、( 1 )、事業所得または山林所得を生ずべき業務を行う者です」
ii)「事業所得を生ずべき事業を営む青色申告者は、事業所得に係る取引を正規の簿記の原則により記帳し、その記帳に基づいて作成された貸借対照表、損益計算書その他の計算明細書を確定申告書に添付して、法定申告期限内に提出すれば、事業所得の金額の計算上、青色申告特別控除として最高65万円を控除することができます。なお、確定申告書を法定申告期限後に提出した場合、青色申告特別控除額は最高( 2 )万円となります」
iii)「青色申告者が適用を受けられる税務上の特典として、青色申告特別控除の適用、青色事業専従者給与の必要経費算入、翌年以後( 3 )年間の純損失の繰越控除、純損失の繰戻還付などがあります」
1) (1)不動産所得 (2)10 (3)3
2) (1)譲渡所得 (2)10 (3)7
3) (1)不動産所得 (2)55 (3)7
問10 解答・解説
所得税の青色申告に関する問題です。
不動産所得・事業所得・山林所得については、一定の帳簿で記帳すること等の要件を満たすことで、所得税の青色申告をすることができます。
<青色申告の特典>
●青色申告特別控除:最高65万円を所得から控除できる(期限後申告となった場合は最高10万円)。
●青色事業専従者給与:同一生計の配偶者や親族に支払った給与を必要経費に算入できる。
●純損失の繰越し・繰戻し:損益通算しても控除しきれない損失額を翌年以後3年間繰り越すことができる。また、前年に繰り戻して所得税の還付を受けることができる。
よって正解は、1
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