問8 2020年1月実技(保険顧客)
問8 問題文
Mさんは、《設例》の<資料>の終身保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「当該終身保険は、保険料払込期間における解約返戻金額を抑えることで、低解約返戻金型ではない終身保険と比較して保険料が割安となっています」
2) 「Aさんの退任時に、役員退職金の一部として当該終身保険の契約者をAさん、死亡保険金受取人をAさんの相続人に名義変更することで、当該終身保険を個人の保険として継続することが可能です」
3) 「保険期間中に急な資金需要が発生した際、契約者貸付制度を利用することにより、当該終身保険契約を解約することなく、資金を調達することができます。なお、契約者貸付金は、雑収入として益金の額に算入します」
問8 解答・解説
生命保険の商品性・名義変更・契約者貸付に関する問題です。
1)は、適切。低解約返戻金型の終身保険とは、解約返戻金が一般的な終身保険より低い終身保険です。貯蓄性を抑えていることから、他の条件が同一であれば、一般的な終身保険に比べて保険料が割安です。
2)は、適切。法人が役員や従業員にかけた生命保険は、受取人を役員・従業員本人やその遺族に名義変更し、退職金の一部として現物支給可能です。
3)は、不適切。法人に急な資金需要が発生した場合には、契約者貸付制度により解約返戻金の最大90%まで融資を受けることが可能です。また、法人が契約者貸付金を受け取った際は、借入金として負債に計上します。
よって正解は、3
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