問3 2019年5月実技(資産設計)
問3 問題文
下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の(ア)〜(ウ)に入る用語として、最も不適切なものはどれか。
( ア ):生産、雇用などの経済活動状況を表すさまざまな指標の動きを統合して、景気の現状把握や将来の動向を予測するために内閣府が公表している指標である。
( イ ):消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標で、総務省から毎月公表されている。
( ウ ):企業間で取引される商品の価格変動に焦点を当てた指標であり、日本銀行が公表している。国際商品市況や外国為替相場の影響を受けやすい傾向がある。
1.空欄(ア):「景気動向指数」
2.空欄(イ):「消費者態度指数」
3.空欄(ウ):「企業物価指数」
問3 解答・解説
経済指標に関する問題です。
1.は、適切。景気の現状把握と将来予測のため、内閣府が発表している指標は、景気動向指数で、「先行」・「一致」・「遅行」の3つの指数があります。
2.は、不適切。一般消費者(家計)が購入する商品やサービス価格の動向を示した指数は、消費者物価指数で、総務省が毎月発表します。
消費者態度指数は、内閣府が毎月の消費動向調査で公表している、消費者マインドを指数化した経済指標です。
3.は、適切。日銀が発表する、企業間や貿易で取引される商品の取引価格の変動を示す指標は、企業物価指数です。企業間では、海外原材料等を取引することが多く、為替相場や原油価格の変動の影響を受けやすくなります。
よって正解は、2
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