問2 2019年1月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、杉山家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
<杉山家のキャッシュフロー表> (単位:万円)
※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2018年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。
1.(ア)307 (イ)1,184
2.(ア)308 (イ)1,184
3.(ア)308 (イ)1,197
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
(ア)は、3年後の基本生活費で、現在の基本生活費は290万円で変動率は2%です。
つまり、現在の基本生活費を年利2%で3年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、3年後の基本生活費=290万円×(1+2÷100)3乗
=307.7…→308万円
(イ)は、2年後の金融資産残高ですから、前年の金融資産残高1,251万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支▲67万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、▲67万円を追加するわけです。
よって、正解は、
1年後の金融資産残高=1,251万円×(1+1÷100)+▲67万円
=1196.51→1,197万円
よって正解は、3
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