問12 2018年5月実技(資産設計)

問12 問題文と解答・解説

問12 問題文

三上さんは、2018年1月に新築のマンションを取得し、新たに不動産賃貸業を開始した。取得したマンションの建物部分の情報は下記<資料>のとおりである。三上さんの2018年分の所得税における不動産所得の金額の計算上、必要経費に算入する減価償却費の金額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。

<資料>
取得価額:35,000,000円
取得年月:2018年1月
耐用年数:47年
業務供用月数:12ヵ月

<耐用年数表(抜粋)>
耐用年数 47年
定額法の償却率 0.022
定率法の償却率 0.043

1. 35,000,000円×0.9×0.022=693,000円

2. 35,000,000円×0.022=770,000円

3. 35,000,000円×0.043=1,505,000円

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問12 解答・解説

減価償却に関する問題です。

平成10年4月1日以降に新たに建物を取得した場合、減価償却の償却方法は定額法です(以前は定額法と定率法を選択できました)。
定額法…毎年一定額を償却する方法
定率法…毎年償却残高の一定割合を償却する方法
※減価償却…建物などの取得価額のうち、毎年一定額または一定割合を経費計上すること
減価償却費=取得価額×償却率×事業供用月数/12

よって、取得価額3,500万円・償却率0.022(定額法)・事業供用月数12ヵ月の建物の減価償却費は、
3,500万円×0.022×12/12=77万円

よって正解は、2

問11              問13

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