問4 2018年1月実技(資産設計)
問4 問題文
下記<資料>に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、この企業の株価は4,000円であるものとし、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。また、計算結果については、小数点以下第2位を四捨五入すること。
<資料>
(出所:東洋経済新報社「会社四季報」2017年第3集)
1.この企業の株を1単元(1単位)保有していた場合、2016年12月期における年間の配当金(税引前)は6,600円である。
2.2016年12月期における1株当たりの利益は235.5円である。
3.2017年12月期の予想PERは17.8倍である。
問4 解答・解説
会社四季報における企業業績に関する問題です。
1.は、不適切。この企業の株式1単元(1単位)は、資料の1番上の【株式】欄より、100株です。
また、配当については、資料の下段部分左側の【業績】欄に、「1株配(円)」として、年間の1株当たりの配当金合計額が記載されています。
(【配当】欄は、毎年6月・12月の各決算期の配当額を表しています(本問では年に複数の決算があるため【業績】欄と数字が異なりますが、年1回決算の場合は同数字となります。)。)
従って、2016年の12月期決算による配当金は130円ですから、
1単元当たりの配当金合計=130円×100株=13,000円 です。
2.は、適切。1株当たりの利益については、資料の下段部分左側の【業績】欄に、「1株益(円)」として、年間の1株当たりの利益合計額が記載されています。
本問では、2016年12月期決算時、235.5円と記載されています。
3.は、適切。PER(1株当たり利益率)=株価/1株当たり利益 ですので、1株当たり利益額が分かれば、株価が4,000円の場合のPERが計算できます。
資料の1番下の【業績】欄に、「1株益(円)・17.12予 224.5円」という記載がありますが、これは、「2017年12月の決算における1株当たり利益の予想額は224.5円です。」という意味です。
従って、PER=4,000円/224.5円=17.81…≒17.8倍
よって正解は、1
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】