問7 2017年9月実技(資産設計)
問7 問題文
数年後に定年を迎える野村さんは、下記<資料>の土地の購入を検討している。そこで、この土地を取得した場合の将来的な土地の活用等について、FPの横川さんに相談をした。土地の用途制限に関する次の説明のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
<資料>
1.「将来、勤務医の息子さんが開業を希望される場合、診療所を建築することができます。」
2.「定年後、野村さんの音楽仲間たちと趣味を楽しみながら営業するために、カラオケボックス(娯楽施設)を建築することができます。」
3.「近隣には大学もあり、単身者用住居の需要も多いので、家賃収入を得るための賃貸マンションを建築することができます。」
問7 解答・解説
用途地域に関する問題です。
1.は、正しいです。建築基準法上、公衆浴場、診療所、保育所等はどの用途地域でも建築可能(制限無し)ですが、病院は、第1種・第2種低層住居専用地域と工業地域・工業専用地域には建築不可です。資料では用途地域が第1種中高層住居専用地域となっているため、診療所はもちろんのこと、病院も建築できます。
※平成30年4月から新設される田園住居地域も病院の建築不可。
2.は、誤りです。パチンコ店やカラオケボックスなどの娯楽施設が建築できるのは、第2種住居地域・準住居地域や商業・工業系の地域です。資料の第1種中高層住居専用地域は、病院や大学は建築可能ですが、ホテル・旅館、ゴルフ練習場等も建築できないなど、制限が厳しいです。
3.は、正しいです。第1種中高層住居専用地域は、中高層住宅の良好な住環境を守るための地域で、第1種・第2種低層住居専用地域のような建物の高さに対する制限(絶対高さ制限)がなく、主にマンションが立ち並ぶ街並みになります。
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