3級FP過去問解説 問3 2017年9月実技（個人資産）

Ｍさんは、ＡさんがＸ社を65歳で退職した場合、原則として65歳から受給することができる老齢厚生年金の年金額（平成29年度価額）を試算した。Ｍさんが試算した老齢厚生年金の年金額のうち、報酬比例部分の額（本来水準の額）を算出する計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。

1)　320,000円×7.125／1,000×252月＋410,000円×7.125／1,000×254月

2)　320,000円×7.125／1,000×425月＋410,000円×5.481／1,000×81月

3)　320,000円×7.125／1,000×252月＋410,000円×5.481／1,000×254月

老齢厚生年金額は、まず、報酬比例部分の年金額を求めます。
報酬比例部分＝(平均標準報酬月額×乗率×平成15年３月までの被保険者期間の月数＋平均標準報酬額×乗率×平成15年４月以後の被保険者期間の月数)

問題にあるように、Ａさんの平成15年3月までの平均標準報酬月額32万円・被保険者月数252月で、平成15年4月以降の平均標準報酬額41万円・被保険者月数254月です。
＝320,000円×7.125／1000×252月＋410,000円×5.481／1000×254月
＝574,560円＋570,791.34円
＝1,145,351.34
→1,145,351円（円未満四捨五入）

上記で算出した報酬比例部分の金額に、経過的加算額や加給年金等を加算して、老齢厚生年金の支給額が決まるわけです。

よって正解は、3）320,000円×7.125／1,000×252月＋410,000円×5.481／1,000×254月

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