問18 2017年1月実技(資産設計)
問18 問題文
雄也さんには、定年退職時に勤務先から退職一時金2,200万円が支給される見込みである。この場合における所得税に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、雄也さんの勤続年数は38年とする。また、雄也さんは役員ではなく、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
<参考:退職所得控除額の求め方>
勤続年数20年以下:勤続年数×40万円(最低80万円)
勤続年数20年超 :800万円+70万円×(勤続年数−20年)
1.70万円
2.140万円
3.1,170万円
問18 解答・解説
退職所得に関する問題です。
退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられます。
よって問題文での退職所得の計算式は、
=[2,200万円−{40万円×20年+70万円×(38年−20年)}]×1/2
={2,200万円−(800万円+1,260万円)}×1/2
=(2,200万円−2,060万円)×1/2
=70万円
従って正解は、1.70万円
※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。
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