問11 2016年5月実技(資産設計)
問11 問題文
杉田佳宏さんは、妻と長女の3人で暮らしている。杉田さん家族の平成27年分の所得等が下記<資料>のとおりである場合、所得税に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる語句として、正しいものはどれか。
<資料>
杉田佳宏(本人(世帯主))、42歳、給与所得1,200万円、会社員
和子(妻) 、40歳、給与所得38万円、パートタイマー
麻美(長女)、17歳、所得なし、高校生
※平成27年12月31日時点のデータである。
※家族は全員、杉田佳宏さんと同居し、生計を一にしている。
※障害者または特別障害者に該当する者はいない。
杉田佳宏さんの平成27年分の人的控除に係る所得控除額は、基礎控除38万円、( ア )を合計した金額である。
1.配偶者控除38万円、扶養控除38万円
2.配偶者控除38万円、扶養控除63万円
3.配偶者特別控除38万円、扶養控除38万円
問11 解答・解説
配偶者控除・扶養控除に関する問題です。
配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が38万円以下の配偶者であれば、適用されますので、給与所得38万円の妻和子さんは配偶者控除38万円の対象です。
また、扶養控除は16歳以上が適用対象で、控除額は38万円です(被扶養者1人当たり)。
また、生計同一で合計所得金額38万円以下(給与収入だけなら103万円以下)であることが必要です。
よって17歳の長女麻美さんは、扶養控除の対象です。
従って正解は、1.配偶者控除38万円、扶養控除38万円
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