問2 2016年5月実技(保険顧客)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

Mさんは、現時点(平成28年5月22日)においてAさんが死亡した場合に妻Bさんに支給される遺族厚生年金の金額等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。

1) 「遺族厚生年金の額は、原則として、Aさんの厚生年金保険の被保険者期間を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の3分の2に相当する額になります」

2) 「仮に、Aさんの死亡後に妻Bさんが再婚した場合でも、妻Bさんは、Aさんの死亡に係る遺族厚生年金を継続して受給することができます」

3) 「二男Dさんの18歳到達年度の末日が終了すると、妻Bさんの有する遺族基礎年金の受給権は消滅し、その後の遺族厚生年金には中高齢寡婦加算額が加算されます」

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問2 解答・解説

遺族厚生年金に関する問題です。

1)は、不適切。遺族厚生年金は、被保険者の老齢厚生年金の、報酬比例部分の額の4分の3相当額が支給されます。

2)は、不適切。遺族基礎年金・遺族厚生年金は、再婚すると受給する権利が消滅します。ただし、元夫との子どもがいる場合には、子どもに遺族厚生年金が18歳まで支給されます(遺族基礎年金は親と同居中は支給停止)。

3)は、適切。夫死亡時に40歳以上で子のいない妻や、子があってもその子が遺族基礎年金における加算対象外となったときに40歳以上の妻には、遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算されます。

問1             問3

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