3級FP過去問解説 問11　2016年5月学科

正しいものまたは適切なものは「○」、誤っているものまたは不適切なものは「×」を選択しなさい。

原油価格などの商品市況や為替相場の影響は、企業物価指数に先行して、消費者物価指数に現れる傾向がある。

１．○

２．×

経済指標に関する問題です。

正解は、×。日銀が発表する、企業間や貿易で取引される商品の取引価格の変動を示す指標は、企業物価指数です。企業間では、海外原材料等を取引することが多く、為替相場や原油価格の変動の影響を受けやすくなります。これに対し、消費者物価指数は、一般消費者（家計）が購入する商品やサービス価格の動向を示した指数ですので、為替相場や原油価格の変動の影響は、企業間で取引された商品が一般消費者に届く段階で指数に反映されるため、企業物価指数よりも遅れて現れます。

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