問2 2016年1月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、大垣家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
<大垣家のキャッシュフロー表> (単位:万円)
※年齢は各年12月31日現在のものとし、平成27年を基準年とする。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。
1.(ア)728 (イ)754
2.(ア)728 (イ)760
3.(ア)732 (イ)760
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
(ア)は、2年後の収入合計で、現在の収入合計は、718万円(夫498万円・妻220万円)で、変動率は夫のみ1%で、妻は固定です。
つまり、夫の収入についてのみ、2年間の複利計算で1%ずつ上昇した金額に妻の収入を追加した額ということですね。
よって、2年後の夫の収入=498万円×(1+1÷100)2乗
=508.0098≒508万円
従って、2年後の収入合計=508万円+220万円=728万円
(イ)は、1年後の金融資産残高ですから、前年(現在)の金融資産残高642万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支112万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、112万円を追加するわけです。
よって、正解は、
1年後の金融資産残高=642万円×(1+1÷100)+112万円
=760.42≒760万円
従って正解は、2.(ア)728 (イ)760
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