問9 2015年9月実技(資産設計)
問9 問題文
生命保険においては、従来どおりの保険料の払込みが困難になった場合に、解約をせずに保険契約を継続する方法がある。これらの方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.保険料の払込みを中止し、その時点の解約返戻金を保険料に充当して従前の契約より小さい保険金額の定期保険に変更するものを、「延長(定期)保険」という。
2.保険料の払込みを中止し、その時点の解約返戻金を保険料に充当して従前の契約と同じ保険期間の養老保険または従前の契約と同じ種類の保険に変更するものを、「払済保険」という。
3.保険料の払込猶予期間までに払い込まれなかった保険料に相当する金額を、その保険契約の解約返戻金の範囲内で、保険契約者に自動的に貸し付け、保険料の払込みに充当する制度を、「自動振替貸付」という。
問9 解答・解説
生命保険の保険料の払込方法に関する問題です。
1.は、不適切。延長保険とは、生命保険の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、"保険金額を変えない”で"保険期間は短い”保険に変更したものです。
2.は、適切。生命保険の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、"保険期間は変えない”で、"保険金額は少ない”保険に変更する方法を、払済保険といいます。
3.は、適切。保険料の払込みがないまま猶予期間が経過した場合、解約返戻金の一定の範囲内で保険会社が保険料を立て替え、契約を有効に継続させる制度を、自動振替貸付制度といいます。
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