問2 2015年9月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、福岡家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
<福岡家のキャッシュフロー表> (単位:万円)
※年齢は各年12月31日現在のものとし、平成27年を基準年とする。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「238×(1+0.02)=243」
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「1,244−626=618」
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「126×(1+0.01)+104=231」
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1.は、不適切。(ア)は、2年後の基本生活費で、現在の基本生活費は238万円で変動率は2%です。
つまり、2年間の複利計算で前年の基本生活費より2%上昇した金額ということですね。
よって、2年後の基本生活費=238万円×(1+2÷100)2乗
=247.6152≒248万円
2.は、不適切。年間収支=年間収入合計−年間支出合計 ですので、
現在の年間収支=626万円−1,244万円=−618万円
3.は、適切。(ウ)は、1年後の金融資産残高ですから、前年の金融資産残高126万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支104万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、104万円を追加するわけです。
よって、正解は、
1年後の金融資産残高=126万円×(1+1÷100)+104万円
=231.26≒231万円
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