問13 2015年5月実技（個人資産）
問13 問題文
長男ＣさんがＡさんから受けた現金の贈与について相続時精算課税を選択した場合に関する次の記述のうち，最も不適切なものはどれか。
1) Ａさんから受ける贈与について相続時精算課税を選択した年分以後にＣさんがＡさんから受ける贈与については，暦年課税を選択することができない。
2) Ａさんから受ける贈与について相続時精算課税を選択した年分以後にＣさんがＢさんから受ける贈与については，相続時精算課税を選択することができない。
3) Ａさんの相続が開始した場合，相続時精算課税に係る贈与によって取得した財産は，相続税の課税価格に加算される。
問13 解答・解説
相続時精算課税に関する問題です。
1)は、適切。相続時精算課税を選択した場合、その後、同じ贈与者からの贈与を暦年課税に変更できないため、注意する必要があります。
2)は、不適切。相続時精算課税は、受贈者である子それぞれが、贈与者（父・母）ごとに選択できますので、父・母双方から相続時精算課税を選択して贈与を受けることで、それぞれ2,500万円の特別控除が受けられることになります。
3)は、適切。相続時精算課税の適用を受けると、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課税価格に加算されます。
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