問15 2015年1月実技(保険顧客)
問15 問題文
仮に,Aさんの相続が現時点(平成27年1月25日)で開始し,Aさんの相続に係る課税遺産総額(「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」)が2億4,000万円であった場合の相続税の総額は,次のうちどれか。
<相続税の速算表(一部抜粋)>
1) 5,100万円
2) 5,300万円
3) 8,100万円
問15 解答・解説
相続税の総額に関する問題です。
相続税の計算は、課税遺産総額(「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」)をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税率で算出します。
相続税の基礎控除だけでなく、相続税の総額を計算する際の法定相続分についても、養子の場合は実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで法定相続人として計算することができます。
よって、本問の場合課税遺産総額2億4,000万円で、妻Bさんの法定相続分は1/2、実子Cさんと養子Dさんの法定相続分はそれぞれ1/4ずつ(1/2÷2)ですから(養子の法定相続分は、実子と同一)、
妻Bの法定相続分の相続税 :2億4,000万円×1/2×40%−1,700万円=3,100万円
実子Cの法定相続分の相続税:2億4,000万円×1/4×30%− 700万円=1,100万円
養子Dの法定相続分の相続税:2億4,000万円×1/4×30%− 700万円=1,100万円
従って、相続税の総額=3,100万円+1,100万円+1,100万円=5,300万円 です。
よって正解は、2) 5,300万円
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