3級FP過去問解説 問5　2014年9月実技（資産設計）

田中利彦さんは、ＲＡ銀行（日本国内に本店のある普通銀行）に下記＜資料＞の預金を預け入れている。仮に、ＲＡ銀行が破たんした場合、預金保険制度により保護される元本（最大金額）として、正しいものはどれか。

＜資料＞
決済用預金　　　　　　：１,０００万円
円普通預金（利息付き）：５００万円
円定期預金　　　　　　：８００万円
※ＲＡ銀行において借入れはない。

１．１,０００万円

２．２,０００万円

３．２,３００万円

預金保険に関する問題です。

銀行が破綻した場合、預金保険制度により、預金者１人当たり元本1,000万円までとその利息等が保護されます（利息のつかない決済用預金は全額保護）。

ただし、金融機関の破綻時には、1つの銀行に、同じ人が複数の口座を開設している場合に、それらを合算して保護金額を算定する「名寄せ」が行われます。

よって、元本1,000万円までとなるのは、円普通預金500万円・円定期預金800万円です。
よって、500万円＋800万円＝1,300万円＞1,000万円
となり、保護されるのは1,000万円までということになります。

従って、預金保険制度で保護される金額（最大金額）は、
1,000万円＋決済用預金1,000万円＝2,000万円

従って正解は、２． ２,０００万円

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