問5 2014年5月実技(個人資産)
問5 問題文
投資信託に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 「同じ投資信託を購入する場合であっても,販売会社により購入時手数料が異なる場合があります」
2) 「信託財産留保額は,投資信託を換金等した受益者と引き続き保有する受益者との公平性を確保するためにすべての投資信託に設定されています」
3) 「投資信託の保有期間中は,運用管理費用(信託報酬)がかかります」
問5 解答・解説
投資信託のコストに関する問題です。
1)は、適切。購入手数料は、投資信託の購入時に販売会社に対して支払う手数料ですが、同じ投資信託でも購入する販売会社によって購入時手数料の金額は異なります。
2)は、不適切。信託財産留保額とは、投資信託の途中解約時にかかる手数料のことですが、全ての投信に設定されているわけではなく、一定条件を満たすと無料になるものもあります。
投資家が途中解約すると、ファンド側は投信に組み入れている株式等の一部を売却して換金代金としますが、このとき売却手数料がかかります。
この売却手数料は残った投資家が負担することになるため、この不公平を解消するため、解約する投資家に信託財産留保額として一定額負担させるわけです。
3)は、適切。運用管理費用(信託報酬)は、投資家が負担するコストで、信託財産から差し引かれます。
投信の成績に関わらず差し引かれますので、出来るだけ信託報酬が安いほうが投資家に有利な投信ということになります。
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】