問13 2014年5月実技(保険顧客)

問13 問題文と解答・解説

問13 問題文

Aさんの相続に係る相続税の申告および相続税額の計算に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。

Aさんから相続または遺贈により財産を取得したすべての者に係る相続税の課税価格の合計額が遺産に係る基礎控除額を超える場合において,納付すべき相続税額が算出される者は,原則として,その相続の開始があったことを知った日の翌日から( 1 )以内に,相続税の申告書を( 2 )の住所地を管轄する税務署長に提出することとされている。
Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は,( 3 )である。

1) (1) 10カ月  (2) Aさん  (3) 8,000万円

2) (1) 10カ月  (2) 各相続人  (3) 7,000万円

3) (1) 6カ月  (2) Aさん  (3) 4,800万円

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問13 解答・解説

相続税の申告に関する問題です。

相続税の基礎控除額=5,000万円+法定相続人の数×1,000万円 ですが、相続税の申告は、課税価格の合計が基礎控除以下であれば不要です。

しかし、課税価格の合計が基礎控除を超える場合、相続税の申告期限は、相続開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内です。また、相続税の申告書の提出先は、財産を取得した人の住所地の所轄税務署ではなく、被相続人の住所地の所轄税務署です。

なお、相続税の基礎控除を計算する際、「法定相続人の数」に含められる養子は、被相続人に実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人までです。
よって、本問の法定相続人は、妻Bさんと長女Cさん、養子Dさんの3人ですから、
相続税の基礎控除額=5,000万円+3人×1,000万円=8,000万円

従って正解は、1) (1) 10カ月  (2) Aさん  (3) 8,000万円

第5問             問14

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