問19 2014年1月実技(資産設計)
問19 問題文
広樹さんと美和さんは、自分たちが将来受け取る老齢年金について理解を深めておきたいと思い、FPの倉林さんに質問をした。老齢基礎年金に関する倉林さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。
1.「老齢基礎年金を受給するためには、原則として、国民年金の保険料納付済期間と保険料免除期間とを合わせた期間が25年以上なければなりません。」
2.「老齢基礎年金を実際に受け取るためには、受給権者は裁定請求手続きをする必要があります。」
3.「老齢基礎年金を繰り下げて受給する場合の増額率は、繰下げ月数1ヵ月当たり0.5%です。」
問19 解答・解説
老齢基礎年金に関する問題です。
1.は、適切。65歳になると老齢基礎年金を受給できるようになりますが、年金受給するためには、国民年金保険料の納付済期間と免除期間の合計が25年(300月)以上必要です。
2.は、適切。年金の受給資格を満たしていても、実際に年金を受け取るためには、年金事務所に裁定請求手続きをすることが必要です。
裁定請求とは、年金事務所に自分が年金の受給権があるかを確認するよう請求する手続きで、請求しないと受給権は5年で消滅します。
3.は、不適切。老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳です。ただし、繰下げ支給の申し出により、受給開始を先延ばしすることができ、年金額が繰下げ1カ月につき0.7%増額されます。
なお、老齢基礎年金は繰上げ受給が可能ですが、支給額は一ヶ月につき0.5%減額されます。
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