問8 2014年1月実技(個人資産)

問8 問題文と解答・解説

問8 問題文

AさんX社から受け取った退職金に係る退職所得の金額は,次のうちどれか。

1) 〔2,600万円−{800万円+70万円×(41年−20年)}〕×1/2=165万円

2) (2,600万円−40万円×41年)×1/2=480万円

3) 2,600万円−40万円×41年=960万円

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問8 解答・解説

退職所得に関する問題です。

退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられますので、40年9ヶ月のAさんは、41年とされます。

よって問題文での退職所得の計算式は、
=〔2,600万円−{40万円×20年+70万円×(41年−20年)}〕×1/2
={2,600万円−(800万円+1470万円)}×1/2
=(2,600万円−2,270万円)×1/2
=165万円

従って正解は、1)〔2,600万円−{800万円+70万円×(41年−20年)}〕× 1/2=165万円

※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。

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