問2 2014年1月実技(個人資産)
問2 問題文
MさんのAさんに対するアドバイスに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 「国民年金の保険料は,将来の一定期間の保険料を前納することもでき,その前納期間や納付方法に応じて保険料の割引が適用されます」
2) 「国民年金の定額保険料のほかに月額400円の付加保険料を納付することにより,老齢基礎年金の受給時に付加年金を受給することができます」
3) 「 老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすることにより,年金額が繰下げ1カ月当たり0.5%増額されます」
問2 解答・解説
付加年金・遺族厚生年金・国民年金前納割引制度に関する問題です。
1)は、適切。国民年金の保険料は、月払いで、翌月末までに納付する必要がありますが、6ヶ月分や1年分の保険料を前納も可能で、一定額が割引されます(国民年金前納割引制度)。
また、口座振替による翌月末引き落としではなく、当月末引き落としにすることでも割引があります(口座振替早割)。
2)は、適切。国民年金の第1号被保険者は、付加保険料として月額400円を納付することで、老齢基礎年金受取り時に、付加年金として「加入した月数×200円」を受給できます。
3)は、不適切。老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳です。ただし、繰下げ支給の申し出により、受給開始を先延ばしすることができ、年金額が繰下げ1カ月につき0.7%増額されます。
なお、老齢基礎年金は繰上げ受給が可能ですが、支給額は一ヶ月につき0.5%減額されます。
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