問16 2013年9月実技(資産設計)
問16 問題文
啓さんは、マンション購入に際しては住宅ローンを利用する予定であるため、民間金融機関の住宅ローンについて理解を深めておきたいと思い、FPの夏目さんに質問をした。民間金融機関の住宅ローンに関する夏目さんの次の説明のうち、最も適切なものはどれか。
1.「固定金利型は、当初決められた金利が返済終了まで変わりません。一般に、高金利時においては、固定金利型を選択すると有利であると言われています。」
2.「元利均等返済は、元金と利息を合わせた毎回の返済額が一定の返済方式です。返済初期は毎月の返済額のうち利息の占める割合が大きいものの、元金均等返済よりも総支払利息が少ないというメリットがあります。」
3.「一部繰上げ返済を行う場合、その繰上げ返済額は返済中の住宅ローンの元金部分に充当されます。」
問16 解答・解説
住宅ローンの金利・返済方法に関する問題です。
1.は、不適切。固定金利型の住宅ローンは、返済終了まで当初の金利が適用されるため、低金利時に選択しておくと、将来高金利時代になってもローンの金利は昔の低い金利のままとなるため、有利といえます。
2.は、不適切。住宅ローンの返済方法では、金利が同じであれば、元金均等返済の方が総返済額は少なくなります。
元利均等返済は毎回一定額を返済し、返済額に占める元本部分の割合が段々と大きくなる返済方法で、元金均等返済は元金部分を返済期間で按分して均等に返済する方法(元金部分は常に均等で、そこに金利が上乗せされるので、当初の返済額は多め)です。
3.は、適切。繰上げ返済分は借入元本に充当されるため、繰上げ返済する時期が早いほど、利息軽減効果が大きくなります。
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