問15 2012年5月実技(資産設計)
問15 問題文
遼さんは、マンションを購入するに当たって、住宅ローンについての理解を深めておきたいと思い、FPの都塚さんに質問をした。住宅ローンに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.元利均等返済は、元金均等返済に比べて、返済開始当初における返済額が多いが、総支払利息は少ないという特徴がある。
2.民間金融機関の住宅ローンは、一般に、団体信用生命保険への加入を条件としており、住宅ローンの返済途中で契約者本人が死亡した場合には、団体信用生命保険の保険金によって残債が一括返済される。
3.民間金融機関の住宅ローンは、償還期日までの間に2回まで繰上げ返済をすることができ、1回当たりの繰上げ返済に係る上限額は、通常500万円とされている。
問15 解答・解説
住宅ローンの返済方法に関する問題です。
1.は、不適切。住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済は毎回一定額を返済し、返済額に占める元本部分の割合が段々と大きくなる返済方法です。
それに対して、元金均等返済は、毎回の返済額に占める元本部分が一定で、当初は利息部分の返済額が大きいものの、段々と毎回の返済額の負担が減る返済方法です。
金利が同じであれば、元金均等返済の方が総返済額は少なくなります。
2.は、適切。団体信用生命保険に加入してもらうことで、住宅ローンを借りた人が被保険者となり、万一の場合でも死亡保険金でローン残高が弁済されるため、債権者である銀行は債権(ローン残高)を確実に回収することができることから、民間金融機関の住宅ローンは、一般に、団体信用生命保険への加入を条件としています。
3.は、不適切。民間の住宅ローンの場合、金融機関によって繰上げ返済の回数や、返済額の制限が異なります(回数:制限なし〜月4回まで等、返済額:1円〜50万円から等様々)。
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