問4 2012年5月実技(資産設計)
問4 問題文
下記<資料>は、ZH銀行の顧客配布用・投資信託ガイドの「投資信託に係るリスク」のページの一部(抜粋)である。<資料>に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
<資料>
●投資信託に係るリスク
投資信託には、主に以下のリスクがあり、場合によっては運用成果が投資元本を大きく割り込む可能性があります。
1.( ア )
株式や債券の価格は、市場環境や企業業績などを反映して常に変化しています。これらを組み入れている投資信託の価額もこれに伴って変動しており、場合によっては大きく価値が目減りする可能性があります。
2.( イ )
海外の株式や債券に投資する投資信託(為替ヘッジをしていないもの)は為替相場の動向を反映します。従って、現地の市場が堅調であっても、円高等により円ベースの評価額が下がる可能性があります。
3.( ウ )
企業の破綻や国の債務不履行(デフォルト)などによって、組み入れていた株式や債券の価格が大きく下がった場合、投資信託の価額が大きく下落する可能性があります。
1.空欄(ア)に入る語句は、「流動性リスク」である。
2.空欄(イ)に入る語句は、「為替変動リスク」である。
3.空欄(ウ)に入る語句は、「信用リスク」である。
問4 解答・解説
投資信託に関する問題です。
1.は、不適切。投資した株式や債券などの価格が企業業績や金利動向などにより変動するリスクは、価格変動リスクです。
流動性リスクとは、売却したいと思ったときに売却できない(買い手がいない)リスクのことです。
2.は、適切。為替変動リスクとは、為替相場の変動により、外貨建て資産を円換算した場合の価値が変動するリスクです。
3.は、適切。信用リスクとは、投資した株式や債券を発行している企業・団体が、財政難や経営難により債務不履行となり、投信に損失が発生するリスクです。
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