問11 2012年5月実技(個人資産)
問11 問題文
借地借家法に規定される賃貸借契約について,ファイナンシャル・プランナーが説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして最も適切なものは,次のうちどれか。
Aさんが所有するアパートは取壊しの予定があるため,今後,一定の期間で賃借人が明け渡すことを約定する( 1 )契約を締結することが望ましい。( 1 )契約ではない一般的な建物賃貸借契約は,契約において期間を定める場合には( 2 )以上の期間を定めなければならないとされているが,( 1 )契約では( 2 )未満の契約も認められている。
また,( 1 )契約の契約期間が1年以上である場合には,賃貸人は,原則として期間の満了の1年前から( 3 )までの間に賃借人に対し期間の満了により賃貸借が終了する旨の通知をしなければならない。
1) (1) 短期建物賃貸借 (2) 1年 (3) 1カ月前
2) (1) 定期建物賃貸借 (2) 1年 (3) 6カ月前
3) (1) 定期建物賃貸借 (2) 2年 (3) 1カ月前
問11 解答・解説
定期借家契約・普通借家契約に関する問題です。
取壊しまでの一定期間だけ賃貸したい、というような場合、定期借家契約(定期建物賃貸借契約)であれば、原則として更新がないため、契約期間満了後は、借主は退去することから、貸主に望ましい契約形態といえる。
普通借家契約(一般的な建物賃貸借契約)では1年未満の契約期間だと期間の定めのない賃貸借とみなされますが、定期借家契約では1年未満の契約期間も認められます。
なお、契約期間が1年以上の場合、貸主は期間満了の1年前から6ヶ月前までの間(通知期間)に借主に対して期間満了で賃貸借が終了する旨を通知する必要があります。これをしないと、期間満了だからといって賃借人を退去させることが出来ません。
以上により正解は、(1) 定期建物賃貸借 (2) 1年 (3)
6カ月前
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