問2 2012年1月実技(個人資産)
問2 問題文
雇用保険の育児休業給付金の概要について,ファイナンシャル・プランナーが説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして正しいものは,次のうちどれか。
育児休業給付金は,雇用保険の一般被保険者が1歳,当該子について配偶者が育児休業を取得し一定の要件を満たす場合は1歳2カ月,支給対象期間の延長に該当する場合は( 1 )に満たない子を養育するために休業し,原則としてその休業開始日前2年間に,みなし被保険者期間が( 2 )以上ある場合に支給される。
育児休業給付金の支給額は,育児休業期間について事業主から賃金の支払を受けられない場合,暫定措置の適用により,一支給単位期間(1カ月)当たり,「休業開始時賃金日額×支給日数(30日)」の( 3 )に相当する額である。
1) (1)1歳6カ月 (2)継続して12カ月 (3)70%
2) (1)1歳6カ月 (2)通算して12カ月 (3)50%
3) (1)3歳 (2)通算して12カ月 (3)50%
問2 解答・解説
育児休業給付金に関する問題です。
育児休業期間に会社からの給与がない場合、雇用保険から育児休業給付金が支給されます(暫定措置の適用により、支給日数30日当たり 休業開始時賃金日額×30日×50%)。
(本来は40%のところ、暫定措置で50%になっています。)
育児休業給付金の支給期間は、原則子どもが1歳になるまでですが、配偶者が育児休業を取得する等の場合は1歳2ヶ月(パパ・ママ育休プラス制度)、預けられる保育所がないといった場合には1歳6ヶ月になるまで延長されます。
ただし、育児休業給付金の支給を受けるには、育児休業開始日前2年間に、みなし被保険者期間が通算して12ヶ月以上あることが必要です。
(みなし被保険者期間=基本給の支払日数(賃金支払基礎日数)が11日以上ある月)
以上により正解は、(1)1歳6カ月 (2)通算して12カ月 (3)50%
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