問6 2011年9月実技(資産設計)
問6 問題文
下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
<資料>
1.この土地は建築基準法上の道路に2m以上接しているため、同法の接道義務を満たしている。
2.この土地に対する建築物の最大建築面積は100uである。
3.この土地に対する建築物の最大延べ面積は、指定容積率150%と前面道路の幅員(4m)に4/10を乗じた160%の、いずれか大きい数値を敷地面積に乗じて求める。
問6 解答・解説
建築基準法上の規制に関する問題です。
1.は、正しいです。都市計画区域・準都市計画区域内では、建築物の敷地は、原則幅員4m以上の道路に2m以上接していなければなりません(接道義務)。
この土地は、幅員4m以上の建築基準法上の道路に2m以上接しており、接道義務を満たしています。
2.は、正しいです。建築面積の上限=敷地面積×建ぺい率 です。
よって、この土地の建築面積の上限=200u×50%=100u
3.は、誤り。延べ面積の上限=敷地面積×容積率 で、容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
計算式は、
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4/10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6/10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。
よって、この土地の延べ面積の上限は、指定容積率150%と前面道路の幅員(4m)に4/10を乗じた160%を比べて、小さい方が容積率となります。
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