3級FP過去問解説 問5 2011年5月実技（個人資産）

 投資信託に組み入れられている資産のリスクについて，ファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち，最も不適切なものはどれか。

1) 信用リスクとは，投資対象である株式や債券などを，希望する価格によって売却することができないリスクをいう。

2) 為替変動リスクとは，為替相場の変動により，投資対象である外貨建て資産の円換算における価値が変動するリスクをいう。

3) 価格変動リスクとは，投資対象である株式や債券などの価格が，企業業績や金利動向などにより変動するリスクをいう。

投資信託のリスクに関する問題です。

1) は、不適切。信用リスクとは、投資した株式や債券を発行している企業・団体が、財政難や経営難により債務不履行となり、投信に損失が発生するリスクです。

投資した株式や債券などを、希望する価格で売却できないリスクは、流動性リスクです。

2) は、適切。為替変動リスクとは、為替相場の変動により、外貨建て資産を円換算した場合の価値が変動するリスクです。

3) は、適切。価格変動リスクとは、投資した株式や債券などの価格が企業業績や金利動向などにより変動するリスクです。

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