問4 2011年5月実技(個人資産)
問4 問題文
投資信託のコストについて,ファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1)
投資信託を購入する場合には,購入時手数料がかかり,購入時手数料がかからないものはない。
2)
信託財産留保額は,投資信託を換金等する際に投資家が負担するコストであり,継続して保有し続ける投資家との公平性を保つためのものである。
3)
信託報酬(運用管理費用)は,投資信託を保有する投資家が負担するコストであり,信託財産から差し引かれるものである。
問4 解答・解説
投資信託のコストに関する問題です。
1) は、不適切。投資信託には、購入時の手数料がかかるものと、購入時の手数料がかからないもの(ノーロード投信)があります。
2)
は、適切。信託財産留保額とは、投資信託の途中解約時にかかる手数料のこと。
投資家が途中解約すると、ファンド側は投信に組み入れている株式等の一部を売却して換金代金としますが、このとき売却手数料がかかります。
この売却手数料は残った投資家が負担することになるため、この不公平を解消するため、解約する投資家に信託財産留保額として一定額負担させるわけです。
3)
は、適切。信託報酬(運用管理費用)は、投資家が負担するコストで、信託財産から差し引かれます。
投信の成績に関わらず差し引かれますので、出来るだけ信託報酬が安いほうが投資家に有利な投信ということになります。
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