問5 2011年5月実技(保険顧客)

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Mさんは次に,Aさんに対して,公的医療保険の高額療養費について説明した。Mさんの説明として,次のうち最も不適切なものはどれか。

1) 「高額療養費は,同一の医療機関等で同一月に支払った一部負担金等の額が,自己負担限度額を超えた場合に,超えた分の金額が払い戻される給付です」

2) 「高額療養費の算定における一部負担金等の額には,入院時の食事代や保険適用外の差額ベッド代に要した自己負担額も含まれます」

3) 「同一の医療機関での入院に係る高額療養費については,健康保険組合等で『健康保険限度額適用認定証』の発行を受け,医療機関へ提示することで,1カ月の窓口負担を自己負担限度額までとすることができます」
 

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問5 解答・解説

高額療養費に関する問題です。

1) は、適切。同じ病院で1ヶ月に支払った医療費が、自己負担限度額を超えた場合、申請手続きをすることで、高額療養費として超えた分の金額が払い戻されます

2) は、不適切。高額療養費の算定における一部負担金(自己負担額)には、入院時の食事代や保険適用外の差額ベッド代は含まれません
よって、高額療養費制度を利用しても、入院時の食事代や差額ベッド代は自分自身で負担することになります。

3) は、適切。健康保険組合等で『健康保険限度額適用認定証』を発行してもらい、病院で提示することで、窓口負担を自己負担限度額までに抑えることができます。

問4           問6
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